ワクチン接種により予防できる伝染病は、感染すると命に関わる恐ろしい病気ばかりです。これらの病気にかかる前に犬や猫の身体の中に抵抗力をつけておき、感染しても発症しないように、また発症しても軽症ですむようにしてあげることが必要です。
犬・猫自身の外出の際はもちろんのこと、室内飼いの場合でも、飼主が病原体を衣類などにつけて家へ持ちこみ、犬・猫に感染する場合があります。外飼い、室内飼いにかかわらず、必ずワクチンを接種してあげて下さい。
犬の混合ワクチン(8~10種)
- 犬ジステンパー
- 犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)
- 犬アデノウイルス2型感染症
- 犬パラインフルエンザ゙
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬コロナウイルス感染症
- 犬レプトスピラ病(カニコーラ,イクテロヘモラジー,ポモナ,グリッポチフォーサ)
猫の3種混合ワクチン
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
(当院では主に3種混合をお勧めしています。)
ワクチン接種の時期(犬・猫とも共通)
1回目は生後60日頃、2回目は生後90日頃(1回目のワクチン接種の1ヶ月後)。その後は、年に1回の追加接種を行います。成犬・猫で初めてのワクチン接種をされる場合は、ワクチン効果を高めるため、1ヶ月後に追加接種を行ってください。その後は、年に1回の追加接種になります。
なお、当院の入院・お預りのご利用は、原則としてワクチン接種済みの動物に限らせていただきます。